CASES
ファスコナガノ様
リーダーグループコーチングご利用 ― ファスコナガノ様 ―
想像以上に「自発的」「自分ごと」の取り組みへと着地。人的資本への投資で社員の成長を会社の成長に

馬場社長
プログラム内容:組織診断、社員向け集合研修1回、リーダー向けグループコーチング6回
ご支援歴:1年ほど
社員が自ら興味を持って変わっていけるような「気づきの場を」と導入
Q. ご支援を開始させていただき約1年になりますが、導入の検討や決定の背景にあったのはどのような思いだったのでしょうか?
これまで、会社として研修やコーチングプログラムの検討はしていたものの、実際に依頼したのは初めてでした。以前から、仕事においての肝は「人間力=人としての成長」「コミュニケーション」なのではないかと思っており、年に1、2回全体で学習できる機会を設け、気づきを得る場を作りたいなと思っていました。せっかくやるのであれば、できれば社員自ら興味を持って学び、変わっていってもらえたらいいなと思っていたところ、組織診断から始まるrenewroのこのプログラムをご紹介いただいた、という感じです。
まるで、それぞれの「より良い関係を築くための指針」を手に入れた感覚
Q. 実際にプログラムを通してまず実感したことはどんなことでしたか?
プログラムの中のひとつの核とも言えるのが人の「気質」について学ぶ部分だと感じており、今回リーダーたちも口を揃えてここが肝だったと言っていました。この「気質」を学ぶことで、実際リーダーたちは大いに仕事がやりやすくなったと思います。
どのようなコミュニケーションスタイルを好むのか。他人との合意形成や意思決定プロセスに関する期待や方法はそれぞれどうなのか。フィードバックの受け取り方や建設的なフィードバックを提供するためにどうしたらいいのかなどなど・・・私自身も相手の気質を知ることによってコミュニケーションを取るときに迷いがなくなり、それぞれのメンバーの「取扱説明書」と言いますか「より良い関係を築くために役立つ指針」を知れた感じがしています。これに関しては、リーダーの中には、悩みが減った、幸福度が上がったと表現する人がいるほどでした。
(引用)グループコーチングを受けたリーダーの声
- 実際によくある場面でこういう時どうしたらいいのか、というのを具体的な伝え方で学べたり、起きているコミュニケーション齟齬に気づかせてもらったりした。その結果、悩まなくなった・悩みが軽くなった。
- プログラムを通じて自分の意見のアウトプット力が上がった。これまでなら苦手だなと感じていたような場面でも力まずに意見を伝えやすくなった。「伝え方の技術」を得た感じ。これまで「話し合い=嫌なもの、ヒートアップしてしまう」という印象があったが、熱くなりすぎず対話的・建設的な話し合いができるようになった。
- これまで意識したこともなかったが、「コミュニケーションは変えることができる」と感じた。自分の伝え方次第で協力的に変化してくれる人が増えることも実感でき、よく言われる「コミュニケーションが大事」という事の意味の大きさを実感した。
「頭での理解」ではなく「体感の連続」であるという価値
Q. コミュニケーション改善に着目した社員教育や研修のプログラムは多くありますが、本プログラム導入・継続の決め手はどのようなことだったのでしょうか?
依頼の決め手になったのは、脳科学的な根拠も含め、「人間の持つパーソナルな感情をコントロールすることに関してのノウハウが豊富」と感じたからです、今回は主にリーダー向けのコーチングを依頼しましたが、「コミュニケーションって大事ですよね」「メンバーにはこうしましょう」という通りいっぺんの型通りのものではなく、「コーチング対象のリーダーの気質はこうだからこうしましょう」といったように、個別性を持ちながらグループコーチングをしてもらえたのがとてもよかったです。1年経った今、私としてもリーダーの変化を実感しており、何かトラブルがあった時の報告内容のクオリティが上がったり、視座が上がったりしている様子を感じています。
このプログラムは、学んだことを実行しながら体感として変化を実感し技術習得をできる点が素晴らしいと思います。実際に、グループコーチングの時間の真っ最中に、自身の気質や深層心理を暴かれた中での気づきがあったり、「頭での理解」ではなく「体感」の連続であったりする価値があると思います。
受けたリーダーたちからは仕事へのプラスの影響だけではなく、家庭で家族に対しての接し方にまで学びがあり効果があったという声も聞いてます。
プログラムで「組織の生産性」は高まるのか
Q. こういったプログラムの良し悪しを測るとき、「組織の生産性」というのは避けて通れないキーワードだと思いますが、この部分に関して、いかがでしょうか?
開始当初から、ゆくゆくは「生産性が上がって残業が減り、売り上げが伸びた」というところまで効果が出れば嬉しいな、とは思っていました。プログラム開始から1年ほどの現在、実際に数字として若干結果が出始めたと感じています。
仕事量が増えても以前ほどの残業が出ておらず、コミュニケーションの変化によって現場がスムーズに円滑に流れているのではないか、と見ています。具体的には、組織では避けて通れない、いろんな「人対人」のコミュニケーション齟齬などの問題が改善・解決している感覚があります。今後さらに、役職者の変化、連携の変化、そして全体にその変化が広がっていくとより生産性が上がって残業が減るなど好循環が進んでいくのでは、と思っているところです。
想像以上に「自発的」「自分ごと」の取り組みへと着地。人的資本への投資で社員の成長を会社の成長に
Q. 1年を振り返り、総括としていかがでしょうか?
依頼当初に描いていた「自発的に」という部分に関して、想像以上の取り組みとなっています。普通、会社でやれと言われたことに対し、自発的に興味を持って、家でまで取り組みを実行できる、なんていうことはなかなかない気がします。みんな「自分ごと」として興味を持って取り組んでいるんだろうなと感じます。
これまであまりやってこなかった人的な資本への投資をやってみてよかったなと感じています。働いてもらっている社員さんが一緒に成長できればそれ自体が会社の成長、と思っているので、今後も次のステップのプログラムを継続しながら、会社全体でいい循環を作っていきたいです。
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